キャプテンクック・モニュメント・トレイル|ハワイ島No.1のシュノーケルスポットで泳ぐ!

5.0
キャプテンクック・モニュメント・トレイル

どんなトレイル?

概要

名称 キャプテンクック・モニュメント・トレイル Captain Cook Monument Trail
おすすめ度 5.0ツアー利用がおすすめ
距離 往復6.1km(高低差430m)
時間の目安 2.5~4時間 +泳ぐ時間
施設  路肩  なし  なし  なし
場所  ケアラケクア

何を楽しむ?

ハワイ島でNo.1のシュノーケルスポット、ケアラケクア湾で泳ぎます!

透明度が抜群。特にキャプテンクック記念碑の辺りはベストスポットとして名高く、沢山の熱帯魚やサンゴが生息しています。運が良ければ、朝はイルカに出会えるかもしれません。

記念碑の前は最高のシュノーケルスポット
記念碑の前は最高のシュノーケルスポット
青の美しさを実感!
青の美しさを実感!

コースの特徴

陸路で行く場合、このトレイルが湾への唯一のアクセス路となっています。
まず伝えたいのは、これ。
このトレイル、めちゃくちゃしんどい!

しんどいのキライな方

海抜430mの高台から出発し、海まで一気に下るんです。そうです、先に下るんです。思いきり泳いだ後、帰路に待つのは過酷な山登り。日陰が少ないので、暑さとの闘いも加わります。高台から眺める海のパノラマビューが唯一の癒しではありますが、余裕なし。

海も山もため息がでるような美しさ
美しい海岸線

距離が長く、足場が緩い箇所もあるので、履き慣れた靴で歩くことをお勧めします。時期によるのかもしれませんが、場所によっては草丈がかなり伸びていることもあるようです。トレッキングポールがあれば、坂道にも足場にも草にも対応できそう。

このトレイルは昔はジープロードだったそうなのですが、こんな道を車が走れたんだろうか…。昔は乗馬のコースでもあったので、馬の落とし物にも注意が必要でした。

キャプテン・クックとは?

ジェームズ・クック、通称キャプテン・クックはイギリス海軍の士官であり探検家で、ハワイ諸島を発見した人物です。

3度目の太平洋を航海中だった1779年、彼らがケアラケクア湾に船を乗り入れた時は、ちょうどマカヒキ祭が行われているところでした。信仰心の厚い住民たちは祭りの最中に予言どおり現れたクックを、戦いと豊饒の神様"ロノ"の化身だと思い、もてなします。

キャプテン・ジェームズ・クック

Captain Cook, 1728-79 / public domain

その後クックは出航しますが、嵐で船が損傷し、再び湾へ戻ります。それが運命を一転させました。予言と異なったため住民たちが疑問を抱き、そして双方でいさかいが発生して殺害されてしまうのです。

それから約100年後の1874年、彼を偲んで記念碑が建てられました。ハワイのイギリス領事が1877年に1ドルでその敷地を購入し、それ以来、イギリス海軍やワシントンのイギリス大使館などが費用を出して維持し続けてきたそうです。

写真館

透明度抜群、魚の種類も多く、美しいサンゴに囲まれた とっておきの場所、ケアラケクア湾。水中カメラを持って感動的な海の世界をのぞいてきました。出会った魚たちの一部を紹介します。

キイロハギ
アカツキハギ
アオノメハタ
ハナグロチョウチョウウオ
たくさんの魚たちが泳ぐ
キイロハギ
アカツキハギ
アオノメハタ
ハナグロチョウチョウウオ
たくさんの魚が泳ぐ
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注意点

サンゴを傷つけない

サンゴは生きものです。傷つけないように細心の注意をはらいましょう。特に浅瀬では、サンゴを足場にして立ち上がったりしないようにしてください。

午後は雨になるかも

サウスコナと呼ばれるこの周辺は、お昼頃から急に曇り始めて、15:00頃には雨が降ってくることが多いです。

正午すぎ、雲行きが怪しくなってきた
正午すぎ、雲行きが怪しくなってきた
持ち物

木陰がない区間も長く、とにかく暑いので熱中症には特に注意が必要です。大量の汗をかくので、水分&塩分補給のためにスポーツドリンクを持てるだけ持ってください。水だけでは脱水症状を起こす危険があります。元気の源となる食料もお忘れなく。帽子と日焼け止めは必須。海岸線が溶岩なので、海への出入りにはウォーターシューズが安心です。

海へのエントリー場所は溶岩
海へのエントリー場所は溶岩
日焼け止め

新基準の日焼け止めを使いましょう。ハワイ州では、紫外線吸収剤の入った日焼け止めの販売を2021年から禁止しました。サンゴを白化させ、死滅に追い込む原因だと考えられているからです。日本から持ち込んだ製品を使うことは禁止されていませんが、ここはやはり現地で購入することをお勧めします。

レポート

ご注意 Update:2022年

古いレポートですが、トレイル自体は変わらないため、現在でも参考にしていただけると思います。最新の状況についてはご自身にてご確認ください。

2000年2月
出発地点に到着

トレイルの出発地点は、3本のヤシの木の向かいに立つ電柱の辺りです。この写真は後から撮影したもの(2009年)ですが、駐車禁止区域が設定されている場合は、現在のルールに従ってください。

3本のヤシの辺りに車を駐車
スタート

さて、海に向かって出発です。草が刈られていたので入口もすぐ分かりました。5分ほど下ると分岐があります。ここは左の細い道へ進みます。私が歩いた時はトレイルの状態は良かったのですが、その後、妹が夏に歩いた時は草をかき分けて進むような箇所があったそうです。

トレイルの出発地点
ひたすら下る

ひたすら下って行きます。ある程度進むと、海岸線を見渡せる場所に出ました。高台から眺める景色の美しいこと! 海があまりに遠く見えるので心配になりますが、大丈夫。そのまま道なりに下っていきましょう。

海のすぐ手前の分岐は左へ

道が平坦になって海が間近に感じられる頃、分岐があります。ここは左へ進んでください。しばらく進むと林の向こうに白いキャプテンクック記念碑が見えてきます。林の中は蚊が多く、急いで通り過ぎました。

海のすぐ手前の分岐は左へ
キャプテンクック碑に到着

約1時間で到着です。記念碑の前はシュノーケルのベストスポットとなっています。透明度が高く、岸壁の上からでも黄色い魚たちを観察できるほど。沢山の熱帯魚と美しいサンゴの海を満喫しましょう。木陰でお弁当を食べたかったのですが、蚊が多くて断念。記念碑の前で海を眺めながら食べました。

記念碑の前はシュノーケルのベストスポット
帰りはひたすら登る

帰りはほとんど休憩も取らずに必死に登り、1時間半でスタート地点へ戻ってきました。この日の所要時間は往復2.5時間。泳ぐ時間は含んでいません。

何故こんなに必死だったのかと言えば、この後にツアーの予約が入っていたからです。朝、急に思い立って歩き始めたんですが、完全に間違いました。後に予定なんか入れてはいけません(笑)

アクセス

  • ケアラケクア(サウスコナ地区)
  • コナから20分
  • ワイコロアから1時間

コナの南部、ケアラケクア。コナから11号線を南下し、マイルマーカー112~111を目標に走ります。ナポオポオ・ロードとの交差点の信号を直進し、ナポオポオ・ロードに入ります。

150m下った辺りに立つ3本のヤシを目印に、海側に立つ電柱付近に路肩駐車してください。電柱の辺りがトレイルの起点です。民家の通路を塞いだり、トレイルと間違って私道に立ち入らないように気を付けてください。トイレがないので、到着前に済ませておきましょう。

 路肩  なし  なし  なし

ツアーで行こう

ハイキングなんて無理!と思った皆さん、大丈夫です。ツアーがあります。むしろ、ツアーが最もメジャーな行き方です(笑)

ボートツアー

記念碑への上陸はできませんが、とにかく圧倒的にラクなのはボートツアー! シュノーケル道具や浮き輪もレンタルできるし、食べ物や飲み物も用意されています。0歳児から参加できるツアーもあり、家族みんなで楽しむことができます。

ケアラケクア湾のボートツアー各種

カヤックツアー

「記念碑へ上陸したいんだ」という方は、カヤックツアーをお勧めします。ケアラケクア湾を1.6kmほど漕いで横断し、記念碑へ上陸するというワクワクの冒険です。州から上陸を許可された3社のみが催行しています。

上陸許可を持つ3社(AUTHORIZED KAYAK TOUR COMPANIES)

カヤックだけをレンタルして、個人で州に許可を取る方法もありますが、上陸ができません(当初は上陸できたのですが、ルールが厳しくなった)。海上に停泊させたカヤックから乗り降りするのは初心者には難しいので、ここはやはりツアーがお勧め。

ハイキング

でも、体力さえあればハイキングが最強です。だって、当日の天気を見てから出発できるし、思いきり自由な時間を楽しめるし、お金もかかりませんからねー。

Hiking Log

2000.02

Snorkeling Log

2000.02 / 2004.05 / 2007.07 / 2009.07 / 2010.08

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