ハワイ島の気候
地域差が激しい
地球上にある13の気候のうち、11を持つハワイ島の気候は多種多様。暑くもあり、寒くもあり、熱帯雨林があり、乾燥地帯もあるんです。とにかく地域差が激しい!
貿易風と4,200mの山
ハワイ島は標高4,200mを超えるマウナケア山とマウナロア山を筆頭に、山が多い地形です。そして、東から貿易風が常に吹きこみます。これが山にぶつかって雲が発生し、雨を降らせるのです。
大まかに言えば、風を示す下の気象図で、東からの風が吹き込んでいる地域は雨の多い地域です(ヒロなど主に島の東側)。西側(ワイコロアなどのリゾート地区)は乾燥して晴れる日が多いのが特徴です。
安定の夏
天気が一番安定するのは、夏の印象が強いです。変わりやすい天気のキラウエア火山でも、ハイキングをする時に雨具を使わずに歩けているのは夏だけ。平均気温は冬より夏が数℃高くなります。
基本の服装
おすすめ
基本のトップスは半袖+羽織り物。
これを地域によってアレンジしています。
前開きは使いやすい
着たり脱いだりが簡単で、温度調整をしやすい前開きの羽織り物が重宝します。スーパーやレストランの冷房対策にも大活躍。シワになりにくい素材がおすすめです。リゾートや街中で過ごすなら、足元はサンダルで大丈夫。
コナ(中心街・海沿い)の天気
コナ(中心街・海岸線)
午後から曇る
カイルア・コナ(通称コナ)は朝から午前中は天気が良く、午後から曇ってくる確率が高いと思います。雨が降っても一時的な雨で、少し待てば止むことが多いです。傘を持つ人も見ないですね。
蒸し暑い?
コナの気候を一言で表現するなら「蒸し暑い」かな。ホテルやコンドミニアムが並ぶ海沿い(アリイ・ドライブ周辺)では、昼間は暑く、夜も寝苦しい場合があります。もちろんお部屋の風通しや立地によって変わるのですが、気温自体はハワイ島の中ではコナが一番高いのではないでしょうか。
しかし蒸し暑いと言っても、ハワイにしては蒸し暑いという程度です。日本の夏に比べれば、かなり過ごしやすいでしょう。ラナイ(テラス)や木陰には涼しい風が吹くので、心地よく過ごすことができます。
エアコン
コナ周辺の宿にエアコン無しの部屋が多いのは、それでも十分快適に過ごせるからです。しかし、最近は日本と同様にハワイ島も気温が上昇してきています。防犯上の理由で窓を開けられなかったり、暑がりな方は、夏はエアコンがある宿を選んだほうが安心かも。ちなみに冬は窓を少し開ける程度で快適に眠ることができました。
コナ海沿い、快適な服装は?
夏季
昼間 |
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朝晩 |
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就寝時 |
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冬季
昼間 |
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朝晩 |
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就寝時 |
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コナ(山手・南部)の天気
コナ南部(キャプテン・クック)
涼しさと雨
同じコナでも、コーヒー農園がある山手の地域やコナ南部(キャプテンクックやケアラケクア)は気温が低め。朝晩においては真夏でも涼しく、冬はかなり冷えます。午後から夕方には雨が降り出すことが多いのですが、この雨が有名なコナ・コーヒーを育んでいます。
コナ南部、快適な服装は?
夏季
昼間 |
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就寝時 |
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冬季
昼間 |
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就寝時 |
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ワイコロアの天気
ワイコロア・ビーチ・リゾート
爽やかな暑さ
ワイコロアは雨が極端に少なく、ほとんど毎日が晴れという乾燥地帯です。午後に洗ったキャンバス地のスニーカーが、 翌朝カラカラに乾いているんですよ。昼間の気温は高くなりますが、湿気がないのでカラッとしています。木陰に入ると涼しく、いかにもハワイという爽やかな暑さです。
ただ、ここ数年で気温が上昇してきている話を聞くので、暑がりさんが真夏に行く場合はエアコンがあると安心です。
強風
難点は強風が吹くとき。毎日ではないのですが、ワイコロアの強風は有名です。そんな時は窓も開けにくく、部屋の中が蒸し暑く感じますね。
タンクトップ
冬季に出番のなかった服はタンクトップでした。天気によっては1枚で着るには肌寒く、かといって上着を羽織ると暑いし…となってしまうのです。でも夏はタンクトップでも大丈夫。ただし朝晩は涼しいので、羽織るものがないと寒いです。
ワイコロア、快適な服装は?
夏季
昼間 |
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朝晩 |
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就寝時 |
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冬季
昼間 |
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朝晩 |
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就寝時 |
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